画像引用元:https://wwws.warnerbros.co.jp/diner-movie/
本日、藤原竜也と蜷川実花がタッグを組んだ映画「Diner – ダイナー -」を観ました!
独特の世界観と蜷川実花らしい色彩で描かれるサスペンスアクション映画です。
観てきた感想をひとことで述のべると、
「乙女の厨二心をくすぐる眼福映画」
ですかね…。
もちろん私も厨二心を持ち合わせたアラフォー主婦ですので
ネコさん
などとトキメキました(笑)
とにかくカッコイイ・カワイイ登場人物と美しい映像を楽しめる作品です。
なおこの記事ではあらすじ以外、ストーリーについては触れませんので悪しからず…。
それでは映画「Diner – ダイナー -」の魅力について存分に語りたいと思います!
もくじ
レビューの前に!映画「Diner – ダイナー -」とは?
映画のあらすじ、設定など
からっぽな人生を送る孤独な少女オオバカナコは、母から捨てられ、誰からも必要とされずに生きることに絶望しながら空虚な毎日を送っています。
あるとき偶然知ったメキシコの街グアナファトに強い憧れを抱き行くことを決心したものの、旅する資金に困ったカナコは怪しいアルバイトに手を出します。
ネコさん
何も聞かされずに引き受けたこのアルバイトは犯罪行為の手助け(逃走用の運転手)で、しかも逃走に失敗し敵方に捕らえられてしまいます。
捕らえられ気絶したカナコが連れてこられたのは、とあるダイナー(食堂)。
そこに現れた怪しい男はダイナーの主、ボンベロでした。
このダイナーは会員制。会員は全員殺し屋だと言うのです。
カナコはこのとんでもないダイナーでウェイトレスとして働くことになってしまいます。
過酷な環境でこき使われ、次々とやってくるキャラの濃い殺し屋たちの起こす騒ぎに驚き怯えつつ、人を信じる心を取り戻し成長していくカナコの物語…。(本当はボンベロが主人公のようですけど…。)
豪華俳優陣
映画「Diner – ダイナー -」には、非常に豪華な俳優陣が出演しているのも見どころのひとつです。
- 主演は藤原竜也(ボンベロ)と玉城ティナ(オオバカナコ)。
- ボンベロの友人である殺し屋スキンには窪田正孝。
- ボンベロたちの属する組織のナンバー2であり、組織内の南のトップでもあるコフィに奥田瑛二。
- スキンのボスであり東のトップ、マテバに小栗旬。
- 北のトップ、無礼図に真矢ミキ。
- 西のトップ、マリアに土屋アンナ。
- ダイナーの客であるキッドに本郷奏多。
- 同じく客であるブロに武田真治。
- 最初にカナコが引き受けた怪しいバイトの依頼主に斎藤工・佐藤江梨子。
- カナコたちを捕らえた男に金子ノブアキ。
ネコさん
しかもその使い方が非常に贅沢です。
小栗旬なんて映ってるの5分くらいな気がしますが…。
斎藤工、佐藤江梨子、金子ノブアキに関してはもう本当にチョイ役という感じでした。
藤原竜也と玉城ティナ以外で長めに出ているのは窪田正孝、真矢ミキですね。
特に窪田正孝は重要な役どころなので、尺が長いのも頷けます。
他にも気を付けてないと気づかないようなチョイ役でわりと有名な人が出演していますよ!
「Diner – ダイナー -」レビュー:この映画の魅力
ウェイトレス:オオバカナコ(玉城ティナ)
この映画の最大の魅力は、やっぱりカナコだと思います。
もぉー…。
玉城ティナちゃんがとにかくカワイイんです!!!!!
実はテレビで数回見たくらいで、ほとんど知らなかったんですよね。彼女のこと。
その時も「まぁかわいい子だな」と思っただけで、すっかり忘れていたんです。
映画のポスターで見ても「ふうん…」と思っただけなんですけど…。
でも映画で動いている彼女を観ていたらとんでもなくカワイイ!
ネコさん
元はモデルさんなので、めちゃくちゃスタイルが良いんですよね。
ホットパンツにニーハイソックス姿がほんとにキマるんです。
すらっと長くてまっすぐな脚がきれいで、もう本当に羨ましい(笑)
でも感心したのは可愛さだけじゃありません。
怯えておどおどしている演技は本当にハマっていたと思います。
目線の動かし方とか、体の動かし方とかですね。
力強い意志を秘めた演技はもうひとつかなぁという気もしますが…。
私は原作を知らないので本当のカナコがどんなキャラクターなのか分からないのですが、この映画ではカナコと玉城ティナがちゃんとリンクしていると思いました。
それにしてもかわいかった…。
殺し屋:スキン(窪田正孝)
ダイナーの主ボンベロをさしおいて魅力を語りたいのは、殺し屋スキンです。
ボンベロとは古くからの付き合いで、友人のような関係。
この映画の殺し屋の中ではわりと普通の人に近い感じというか…。
言っても殺し屋なので普通ではないのですが、他の殺し屋がぶっ飛んでるので普通に見えてしまいます。
スキンというキャラクターが持つ魅力はもちろんありますが、それよりもなによりも素晴らしいのは窪田正孝その人です。
先に申し上げておきますけど、私は窪田正孝になんの興味もない状態で映画を観ました。
簡単な言葉で表現しましょう。
ネコさん
彼を見てカッコイイと思ったのはこれが初めてです。
テレビドラマやバラエティで彼を見ることは何度もありましたが、特に何かを感じることはありませんでした。
カッコイイと思ったこともないし、カッコ悪いと思ったこともない。
全く興味がなかったのです。
しかしこの映画でスキンを演じる窪田正孝はとにかく男前です。
カッコイイ…というか、もはや美しかった。
登場したそのときから惹きつけられました。
しかもめちゃくちゃ美しいシックスパック…!
拝みたくなるような肉体美です。
ダイナーの主人:ボンベロ(藤原竜也)
ここへきてやっと本来の主人公であるボンベロの登場です。
ボンベロに関してはカナコ(玉城ティナ)やスキン(窪田正孝)のような驚きはありませんでしたが、普通にカッコいいです。
藤原竜也は長髪を束ねているほうがいいですね。(エクステだと思いますが。)
ネコさん
すでに何本もの主演を務めている藤原竜也ですが、あふれ出る藤原竜也感は抑えられないですね(笑)
でも、「映画の中に藤原竜也がいる」という感じではなくて、藤原竜也の中にボンベロやダイナーの世界が内包されているような印象といいますか…。
藤原竜也パワーすごいなって感じました。
その存在感と不思議な魅力。
別に好きじゃないけど、なんか気になる…そんな俳優さんだなぁと思います。
ボンベロ自体はさほど強烈なキャラクターではないので印象が薄いというのが正直な感想。
もうちょっとキャラ付けが欲しかったかなぁ…。
監督:蜷川実花の世界観
この映画の魅力を語る要素のひとつとして、監督・蜷川実花は外せません。
蜷川実花の映画でなければ見なかったかもしれないです。
私の中で蜷川実花は、「特殊な観方ができる邦画」をつくる映画監督だという認識です。
蜷川実花の映画は、色鮮やかな写真集をめくるような感覚で観られるのです。
動く写真集のような。
それは写真家である彼女らしい映画というか…。
どこを切り取ってもきれいな映像を楽しめます。
誤解を恐れずに言うと、ストーリーは二の次。
私にとって蜷川実花映画とは、映像を楽しむモノという位置づけです。
人によっては「映画はストーリーありきでしょ」と言うかもしれませんが、彼女の映画はそれを超越する映像の美しさというか楽しさがあると思っています。
そいういう映画の観方があってもいいと思うのです。
昔DVDで観て大好きになった洋画で「The Fall -落下の王国-」という映画があります。
この映画も写真集をめくるように観られる映画で、何度観ても映像の美しさに胸がときめきました。
そういう類の映画は他に知らなかったのですが、蜷川実花の映画は同じように楽しめました。
今後も彼女の監督作品を観てみたいと思わせてくれる監督さんです。
厨二乙女よ、映画「Diner – ダイナー -」を鑑賞せよ
冒頭で、この映画を「乙女の厨二心をくすぐる眼福映画」だと書きました。
なぜ男子じゃなく「乙女」なのか?
それは、厨二感のある女子にウケる性質の映画だからです。
設定やキャラクター、セリフや立ち居振る舞い、舞台や小道具に至るまで、厨二感満載です。
男性キャラクターは必要以上にカッコよく、女性キャラクターは飛び切りかわいくかつセクシーに。
現実味のない設定を文字通り色褪せさせない演出で。
蜷川実花監督、厨二病なんじゃないでしょうか(笑)
ネコさん
観客は男性が多かったのですが、オタク寄りの女子にこそ観てほしい映画です。
いちいちいろんなものに萌えられます。
カナコの可愛さにもだえ、スキンとボンベロのカッコよさに震えてほしい…。
ラストシーンについては賛否ありそう。
私はちょっと納得いかないかなぁ…?
ぜひご自身の目で確かめてみてください!